先日関西へ向かう電車の中で読んでいた本が枡野 俊明さんの『心に美しい庭をつくりなさい。』でした。
そこで何度も出てくる龍安寺の石庭が見たくなって一路京都へ。
ただただ美しい景色に心が洗われました。
庭を無心で見ていると砂利の白で目が飛ばされます。(表現が難しい)
視界が白に染まると無になれる気がしました。
美しいものは万国共通。
隣に座った外国人に『禅の精神とはいかに美しいか』と語られる珍事が起きました。心の平穏を求める気持ちに国籍や人種は関係ないようです。
何もいらないんだと思います。
自分のものでなくとも美しいものは美しいし、楽しかった思い出は物を残さなくとも心に残ります。
充実した時間が私を形作っているはず。
『心に美しい庭をつくりなさい。』の中で気になったフレーズをひとつ。
まねるは「まねぶ」であり、学ぶことなのです。どんなこともまねることから始まります。一生懸命、精いっぱいまねているいと、それが学びとなって、いつか自分のものになるのです。まねという土台の上に独自のスタイルが生まれる、といってもいいでしょう。
学ぶはまねぶ。
まなぶ(まねぶ)とはまねをして学んでいくもの。
足るを知るという言葉と同じくらい沁みました。
日本のお寺は美しいな。色んな国に行ったけれどやっぱり日本は美しい。