やましたひでこさんの『断捨離』のから始まり、近藤麻理恵さんの『心がときめくお片づけの魔法』、ゆるりまいさんの『私のウチにはなんにもない』と【物を捨てる】ことに関する流行が極端になっていっている気がします。
かくいう私も『少ないもので豊かに暮らしたい』ということを掲げてきましたが、ここのところなんだか攻撃的なことばかり聞くので私の考えをまとめてみようと思います。
前から興味のある単語であった『ミニマリスト』
大きく言うと最小主義者という意味です。あくまで主義です。
私は名乗ったらその場からミニマリストで良いと思うんですよね。
自分が思うからそうであるってことで良いと思うのです。
大切なのは自分の意思を持っていること。他人が言っている通りにするのではなく、自分で判断してこの主義を選択している事だと思います。
最近は節約系のミニマリストが増えて貧乏くさいだの、極限の住人はもはやミニマリストではないだの、その行動はミニマリズムに反しているだの人を引き合いに出してバッシングして自分こそ正しいミニマリストだのなんだって主張をよく見かけます。
それって自己完結で良いんじゃないのかなって思います。
全てをミニマルにしたいって主張するなら感情もミニマルにすれば良いんじゃないかな。
昨日佐々木さんがTwitterで言っていたこちらが本当に的を得てると思いました。
語源から少し離れるけど、ミニマリストは「『減らす』ことを意識している人」ぐらいでもういいと思う。「減らす」ことのメリットを知ってる人、ぐらいで。
— ミニマル&イズム(佐々木典士) (@minimalandism) 2015, 7月 6
『体力も最小限にするために動きません』『物を少なくするために食事をやめました』とか何でもかんでもミニマリストに絡めて主張するのは私でも気持ち悪いと思いますし、宗教的だと思います。
ただ、主義として私はこう思うから実践してますっていうものだと思うのです。ミニマリストって。
私は元々写真家です。10年と少し写真を撮ってはお金を貰ってきました。
アシスタントは4人。広告代理店に所属して東京タワー近くの一等地に個人のスタジオ兼事務所を構えて仕事をしてました。
そんな私でもカメラマンと呼びますし、趣味で写真を撮ってて自分のことをカメラマンって言えばカメラマンなんだと思います。だって出来上がってくるものは優劣あれど同じ写真なんです。
肩書きなんてそんなものです。人にラベル付けをしているだけなのです。
だからそのラベルに対して『貴方はその定義に沿ってないから違う!』って外野が煩く騒ぐのはなんだかなーって思います。
全ては主観なんだと思います。
写真を撮って自分はこれが最高だと思っても他人は違う写真の方が良いって思うような価値観の違いなのです。
それに対して『私はこっちの方が良いと思うからこっちの方が最高でしょ?最高って言いなさいよ!』って言ってるようなものなんです。気持ち悪いですよね。わかります。自分が好きなものが好きで良いと思うんですよね。
あとみんな頭が固くなってるんじゃないかなーって思います。
ミニマリストたるものこんなことしちゃダメみないな発言もしばしば見るのですがなんでもいいやないの。にんげんだもの。
パーソナルカラーも一番似合うシーズンを決めてるだけで他の色を着ちゃダメってことではなく、この色を着ると顔が明るく見えるよとか色白に見えるよってことだと思います。
逆に言うと【この色を着ると顔色が悪く見える→儚げに見える】って事だと私は解釈して服を選んでます。本当に色に負けちゃうこともしばしばあるんですが。笑
なんだか最近頭が固くなってません?ゆるーくいきましょうよ。
過度な馴れ合いも気持ち悪いけど、狭いコミュニティの中なんだから仲良くしようよって思いました。
言葉とか定義とか細かいことを言ったところで最終的には本人の主観が物事を決めるから関係ない人が文句を言うのは筋違いじゃないのかなーと私は思ってます。 馴れ合って欲しいわけやないけど、人を巻き込んで争うのは見てて気持ちの良いものではないなぁ。
— ellie(nowhere) (@simplestylelog) 2015, 7月 6
これだけ長々と書きましたが私は不要な趣向品まで手放せないのでミニマリストではありません。大好きなベアブリックが手放せる日は来るのだろうか…。
いつか手放す日が来たらミニマリストだと名乗る事にします。